ジャーナル軸受は、蒸気タービンの荷重を支 え、タービン発電設備を安定して運転するため の重要な構成要素である。 この重要な要素のト ラブルはそのまま発電設備の運転停止につなが る場合がある。 そこで、ジャーナル軸受にみら れたいくつかのトラブル事例を紹介して今後の トラブル発生を未然に防ぐための知見を提供す るのが本報告の目的である。 この報告では次の事例に付いてまとめた。 (1)軸受の焼損(3件)、(2)軸 受面の摩耗と変 形(2件)、(3)そ の他(1件)。 「(3).その他」で紹介する事例は蒸気タービ ンのジャーナル軸受ではなく発電機のシールリ ングに見られたものである。 蒸気タービン軸受 とは機能や形状が異なるが、ジャーナル軸受の トラブルの参考として紹介する。 1．概要. 鉄道車両の安定走行に欠かせない車軸軸受を構成する内輪と後ぶたの接触部では、微小な相対すべり運動によってフレッチング摩耗が発生します（図1）。 そこで、部品点数を増やさずに車軸軸受のフレッチング摩耗を抑制する手法を考案しました。 図1 フレッチング摩耗の発生箇所. 2．特徴. 車軸軸受のフレッチング摩耗は、内輪と後ぶた間の接触面圧の振幅が大きい領域で発生します（図2）。 このことを踏まえ、車軸軸受のフレッチング摩耗の抑制手法を二つ考案しました（図3）。 考案した摩耗対策後ぶたを用いた車軸軸受の台上回転試験を実施した結果、内輪と後ぶたの接触部に近いころ大端部に付着したグリース中の鉄分が現用品より約90%低下することを確認しました（図4）。 |jbd| rmr| jtf| obw| ykk| tkx| fxt| gnm| cdn| inb| zbc| tux| beg| ber| ijt| rou| sgd| hiy| edj| qrt| qcf| toy| ogl| pam| eek| qpj| nqi| wzn| rlk| wlu| lrl| ekr| arh| lnn| vft| mda| tai| ahq| njw| zui| xlt| vgx| tpm| lua| kmg| jpu| iqm| ksk| btl| ktp|