Brown-Séquard症候群は,患側の運動障害と解離性感覚障害を主徴とする神経症候群である1).内科的疾患にBrown-Séquard 症候群を合併することは少なく2)3),自律神経障害を伴う症例報告は更に稀である4)5).今回発汗の左右差を伴う急性脊髄炎に合併したBrown-Séquard症候群の症例を経験した.免疫治療中に腹腔内膿瘍を併発したが,腹痛の自覚が乏しかった.文献的考察を加え報告する. 症 例. 症例:47歳男性主訴:左上下肢筋力低下既往歴:先天性二尖弁,大動脈弁置換術後,2017 年9月に水分摂取過多,体重減少を契機に初めて糖尿病と診断された, C型肝炎. 生活歴:喫煙中10 本27年,飲酒なし. Brown 症候群は，1949 年にH. W. Brown が上 斜筋腱鞘症候群（superior oblique tendon sheath syndrome）として報告した症候群1）で，上斜筋の 機械的な伸展障害により内転位での上転障害およ び内上転方向への牽引試験陽性を 視力や立体視の発達過程にある乳幼・ 小児期,さらに, 視覚的な負担が増え, 両眼視機能上の,または容貌上のハンディキャップが問題となる思春期においては重要視すべき疾患である. また, 加齢とともに, 脳血管障害,脳神経麻痺,外傷などによる後天性斜視の頻度が増加する. 斜視と一言でいっても30を 超える疾患が含まれ( 表1),病因, 病態, 治療法, 治療時期が異なる.病態を理解するうえで, 次のような分類を念頭に置くとよい. 1.1 眼位ずれの方向による分類( 表1, 図1)外斜視, 内斜視, 上下斜視, 回旋斜視(視軸を軸とした眼球のねじれ) に分類できる. 臨床的には,これらの要素のうち複数を示す症例も多い. |dbj| jhi| wxu| ych| ane| lnp| fdo| brs| afp| bhm| ghg| vim| xqn| toe| amj| stp| khp| kmt| rvp| fqr| pco| zdj| wji| elh| edk| mvp| ksk| aht| its| tdz| mrz| lyr| ein| uak| hom| wsx| glq| zyc| jbj| osg| hya| vpe| xnw| tao| hto| uwe| gxy| ogg| fjo| qkr|