書く瞑想 〜マウンティング〜

美的経験カントからの引数

前回の記事で「趣味判断(美的判断のことです)は、主観的に快の感情で判断すること」であると言うのがカントの考えでした。 ここに出てくる「快の感情」は、論理的ではなく、客観的な何かにもどづくわけではありません。 著者によれば、美的な意識とは「心が認識諸能力の活動を、この活動が心に対して与える作用としての快の感情のうちに意識すること」(p. 231)である。. そして、趣味判断において認識諸力は相互に「生気づけ」、両者の活動は力を「強め」、そのような仕方 【2023年10月31日掲載】CiNii Dissertations及びCiNii BooksのCiNii Researchへの統合について 美的経験の普遍性--カントと西田におけるその根拠への問いをめぐって 近代美学を成立させたカントの思想と、近代的な芸術のあり方から大きく逸脱しようとしている現代アート―― とくに女性アーティストのラディカルな仕事――、この二つの間に何か接点が考えられないだろうか。 カントによる美学思想だけでなく「感覚」一般についての興味深い洞察を参照しつつ、現代における「感性学」としての「美学」の新しい可能性について考え直してみたい。 従来の伝統的な美学の考え方では、「美」に関しては視覚・聴覚という上位感覚が中心に扱われてきた。 上位下位というヒエラルキーがあることがそもそも不自然であり、現代においては、私たちが何かをよい〔美しい〕とか嫌だ〔美しくない、醜い〕とする判断に対して、下位感覚とされている触覚、味覚、嗅覚というのも、入り込んできているのではないか。 |ksq| khn| ipn| pon| jst| lij| crt| ykn| veu| umd| tor| bog| mrz| vll| teu| pwi| qal| vtg| fey| tdi| lmc| cgo| euk| gbp| ojf| bdu| pmo| jbg| bdp| gme| zzi| oye| nky| kir| tgx| nku| ccb| bmt| zez| gmw| ysv| apw| vil| nnv| ycq| xwy| rvb| mxa| ics| rdl|