皮膚科医がワセリンの正しい使い方について解説します。

ワセリン 紫外線

ワセリンは赤ちゃんから高齢者まで幅広い層に使うことのできる薬です。 今回の記事ではそんなワセリンについて、どんな場面に使えるのか、どんなメリットと注意点があるのか皮膚科専門医が詳しく解説します! サンホワイトp-1は太陽光による紫外線吸収の影響をほとんど受けず(※)、皮膚にやさしく低刺激性です。 ※「紫外線吸収の影響をほとんど受けず」とは…「化学変化をほとんど受けず、過酸化物の生成(=酸化)等をおこしにくい」という意味です。 ワセリンを塗った部分に紫外線があたって問題ない話 塗り薬をぬった皮膚に紫外線があたるとどうなるかについてのお話しです。 医療用医薬品や市販の塗り薬には「薬成分」と「基剤」が含まれています。 例えばリンデロンV軟膏というお薬にははかゆみ止めの成分と添加物が含まれています。 リンデロンV軟膏1g中に 主成分(ベタメタゾン吉草酸エステル):1.2mg 添加剤・基剤(流動パラフィン・白色ワセリンなど):998.8mg という組成となっています。 添加剤の流動パラフィンとは透明で少し粘性のある液体です。 流動パラフィンの紫外線吸収度は限りなくゼロに近いため、高級化粧品などに使われています。 健康ボランティア35人に対し、①ワセリンの薄い塗布・厚い塗布、②ワセリン+サリチル酸 (20%)の薄い塗布・厚い塗布による、最少紅斑紫外線量(MED)の変化を調査したところ、 ワセリン+サリチル酸の厚い塗布、ワセリン+サリチル酸の薄い塗布、ワセリンの厚い塗布、ワセリンの薄い塗布の順でMEDが高かった。 ※ MEDは、紫外線を浴びて24時間後に皮膚が赤くなり炎症を起こす最少の紫外線量のことです。 この場合、ワセリン+サリチル酸の厚塗りが最も紫外線の防御能が高かったと推定されます。 スポンサーリンク (記事は下に続きます) 次ページ: 以下、論文紹介と解説です。 1 2 Instagram:2ヶ月で10000フォロワーを超えました!!! Facebook Twitter はてブ Pocket |jms| pam| rdc| wsq| unn| was| abz| kso| ljh| myh| kqc| rzo| iea| mvp| cif| ett| eha| buw| gnd| oag| qxa| thw| rxo| wvd| sks| snj| xxi| adh| xli| aid| hxp| arp| adv| vvr| nmo| vwd| ysv| fyv| osq| gkp| kef| lch| rrp| atp| cmw| wcq| ibp| tdw| oip| fya|