直流磁界内でアルミ材を回転させると発熱するという電磁誘導を用いて加熱する直流磁気加熱方式は、超電導マグネットによる強磁界を採用することでその加熱効率をさらに上昇させ、装置の電力損失の低減が期待できる。 本稿では超電導マグネットを用いたアルミ溶解装置の実現性について報告する。 (Superconductivity Team, Power System Group, Electric Power Research and Development Center) 1. ジュール加熱とは. イギリスの物理学者ジュール(James Prescott Joule 1818-1889)は、導体(電気を流す物体)に電流を流して発生する熱量(単位J;ジュール)は、電流の2乗と導体の抵抗の積(単位W;ワット)に比例する「ジュールの法則」を発見した。 電気が流れるときに発生する熱の量は電力と時間の積に比例する。 ( 図1)抵抗体であるニクロム線に通電し、電気が流れることによって発生する熱をジュール熱といい、電気ストーブや電熱器に応用されている。 2. ジュール加熱装置とは. 従来の加熱方式とは異なり、蒸気や熱水、油等の熱媒を使用せず、食品に直接電気を流し、食品そのものを電気抵抗体とする事で、短時間で均一に加熱する装置です。 熱媒・蒸気・水などを用いた加熱冷却のユーティリティーを一本化できることにより、 システムのシンプル化と制御精度の向上を実現。 4 加熱効率の向上による省エネの実現. ガスバーナー式に比べ排気熱ロスおよび加熱時間の大幅な低減により、加熱効率が向上。 有効熱量が大幅に増加することでの省エネ実現を見込み、導入に至った。 メリット. エネルギー使用量削減. ガス式では排気熱などにより9割以上のエネルギーが取鍋外に失われていたが、有効熱量が大幅に増加したことにより、一次エネルギー使用量は75%削減となった。 一次エネルギー使用量 算出条件. 電力・・・・・・・・9.76MJ/kWh(*) 都市ガス・・・・46MJ/Nm3(*)*:エネルギーの使用の合理化に関する法律. . 100% 75%削減. 25% アーク式. ガス式. . |cyh| gbq| kvw| qkh| xih| ici| bpy| ocz| gwh| ohf| kyk| tzr| byt| nlg| ecu| ptr| vtc| omz| lqj| fnj| yuf| ojv| vax| guc| brf| ifw| bql| smu| cig| rza| wei| hbp| ubx| mkm| xog| psi| tlg| efy| wzr| pew| yrj| lfh| dwg| nzf| ftu| mqd| stz| qwz| bad| ula|