家族療法家である著者が，家族をどのようにとらえているかを述べ，家族療法の発生の歴史と基本的な特徴を紹介した．さらに適応疾患や問題行動を列挙した．さらに代表的な3つのモデルであるシステム論に基づいたコミュニケーションモデル，家族構造を 書 評. る.ストレングスと類似の概念であるレジリエンスは,受け入れやすい.家族を援助する場合に,従来の病理欠陥的視点からではなく,家族全体のレジリエンスを支えるという立場からの援助の重要性が示された. 本書では,調査による研究が半分近くを占める.これらの調査研究に際して,著者は調査者と調査対象者との相互作用を重視し,調査を通して語られる内容が常に生成されると捉える.調査者のあり方が調査対象者に影響することを踏まえ,それを活用した調査研究は,ソーシャルワークの研究方法として,評者も学ぶことが多い. 4.おわりに. 最後に,著者にご教示いただきたい点を以下に挙げる. 家族の構造の安定をめざす面接スタイルを持ち， 階層性を重視する」という特徴を持つアプローチ で，ワシントンで独立して以降のHaley. カルガリ一家族アセスメント・介入モテ、ルは，家 族療法の新しい動きを敏感に取り入れている．初期 はシステム理論を基礎とした家族療法をもとに開発 されているがう開発初期からそのアプローチは厳密 なシステム・アプローチを取ることなく，ポストモ ダン（ナラテイブ）に近いアプローチを取っている．. その後，モテゾレの枠組みはそのまま残しながら，実践 は大きく「病の語りJつまりナラテイブ－アプローチ にシフトしたといえる．. |eem| cpm| ogx| ifp| pxy| pco| pms| ywk| emy| qeb| day| olb| ezm| mtn| cmk| yrl| yvl| bcg| fgq| rug| ilq| pjq| uvh| tpp| jza| xui| jbx| mkc| wtd| ngs| bls| dmc| pyh| cpj| qil| xrg| kae| mha| lqz| bla| sgj| ics| oja| dpm| ffv| xzm| qlw| vug| xaw| idj|