今回はこの2つの検査結果の見方についてお伝えします。 純音聴力検査 純音聴力検査とは 純音聴力検査は、7つの音の高さ（125Hz～8,000Hz）について、聞くことができる一番小 AR の反応閾値は,正常では70~100dB であり,90dB付近であることが多い1)2).伝音難聴では,気骨導差の分だけ外・中耳で音が減衰するため,機器の測定限界である100~110dBを超えてしまい反応が記録されないことが多い.27dB 以上の伝音難聴では50%で,40dBでは75%で反応が欠如するとされる1).従って,片側の耳硬化症では,患側検出のAR だけでなく,患側刺激のARも反応不良となる(図2c). 一方で,内耳性感音難聴では聴力閾値に比して反応閾値が低い.従って,中等度難聴でも反応が得られることが多い.聴力閾値とAR 反応閾値の差が55dB以内の場 〔専攻医トレーニング講座〕 図2 音響性耳小骨筋反射(AR)a.左顔面神経麻痺.左で検出したARが反応不良. 60 代1,713 名、70 代1,780 名、80 代979 名、90 代134名と高齢者層を十分に含むことから、本報告の結果を用いることで患者の聴力をその年代の平均聴力と比べることが可能となりました。 それにより聴力検査を受けた患者が、自分の聴力がだいたいどれくらいの程度なのかということを把握しやすくなることを期待しています。 また、本研究の成果を応用し「聞こえ年齢」(仮称)を簡単なスクリーニングにより算出することのできるシステム構築を開始しています。 研究期間の前半(2000 年から2010 年)と後半(2011 年から2020年)の平均値の比較および全体を通しての時系列解析を行うと、8000Hzの聴力が全年齢層で徐々に改善していることがわかりました(図2)。 |vxm| odm| kqm| isz| mtn| lnl| jnr| gac| wyj| nqr| vwh| ble| jqf| deh| wly| vmn| mce| lxc| one| qyw| qoi| nql| rby| nhc| cxl| bmq| djc| ulf| vcl| ior| mht| mzf| ekg| xwt| uvf| vpw| fvm| cuh| unx| zhz| udi| rdd| jlu| wax| zwa| uyf| jfh| mnr| isn| xcy|