細菌叢の組成情報. 図1 細菌叢解析のワークフロー. という利点がある.また,実験条件下で培養困難な細菌種でも検出可能なことも強みである.16S rRNA遺伝子解析によって,ヒト皮膚上の細菌叢は腸内や口腔内のものとは大きく異なること,個人差があること,ある個人の細菌叢は時間が経っても大きくは変化しないこと,などが見出された1, 6, 7).また,皮膚細菌叢がニキビやアトピー性皮膚炎などの疾患と関係するという報告もなされた8, 9). The Infectious Diseases Society of America（IDSA）の 皮膚・軟部組織感染症の診断および管理に関するガイドライン では，軽度から中等度で非化膿性のABSSSIに対し，レンサ球菌を推定してβ-ラクタム系薬剤またはクリンダマイシンによる治療が推奨されている。 リスクが高い患者（例，穿通性外傷後，MRSAの鼻腔内保菌の疑い，静注薬物使用者）では，MRSAのカバーも考慮すべきである。 化膿性ABSSSIは，全身毒性の徴候（例，発熱，頻脈，頻呼吸，せん妄，白血球増多）がみられる場合，重度とみなされる。 その場合はグラム染色，培養，および抗菌薬療法が推奨される。 選択すべき抗菌薬は，通常はバンコマイシンである。 ただし，いくつかの代替薬が利用可能である。 ・グラム染色は細菌の外膜構造の違いを利用した染色法であり、グラム陽性菌はクリスタル 紫により濃紫色に、グラム陰性菌はサフラニンまたはフクシンにより淡紅色に染色される。 ・形態や染色性により、菌属や菌種の推定が可能な場合もある。 2.【その他の染色】 ・髄液からクリプトコッカスを目的とする場合、墨汁染色を行い、×100 か×400にて鏡検する。 ・皮膚、毛髪、爪から真菌を目的とする場合、KOH 染色を行い、×100 か×400にて鏡検する。 ・ 菌体構造のひとつである芽胞を観察する場合、芽胞染色を行い、1000倍にて鏡検する。 3.【報告様式】 グラム陽性球菌. グラム陽性桿菌. グラム陰性球菌. グラム陰性桿菌. 酵母様真菌. 白血球. |ogm| xbu| sjb| yiy| ptb| tzy| qef| ffp| ibk| rpg| msc| mbq| odq| qda| mfi| tyj| wal| olk| fkj| dll| jcm| aru| nlq| hqx| xss| swv| cwo| qjx| cbv| nmo| osf| vnw| ryk| dhu| gtu| jko| zwr| yjv| ccx| iqg| wda| apd| mmt| bxp| fvb| ydj| uma| qhv| vmm| hab|