一方、フラットスラブ構造は建物内の空間の有効利用・施工期間の短縮・工事費の削減などが可能となるので、海外では地震の起こる国々でもよく用いられている。 写真 2 は米国シアトルの建設中の建物で、写真 3 から分かるように梁のないフラットスラブ構造である。 さて、最近のマンションの床スラブの厚さは、（梁・小梁がある場合）構造的には 12～15cm でよいが、上階からの足音やその他の生活に伴う騒音を遮断するため 20 cm程度と厚くしている場合が多い。 これを発展させ、騒音防止のみではなく、梁の代わりになるように床スラブを厚くし、耐震的に有効な補強をするならば、耐震的なフラットスラブ構造が可能となる。 フラットスラブ構造そのも のは,ス ラブと柱でラーメン構造を構成するが,一 般の はり,柱 を有するラーメン構造に比較して,地 震時水平 力に対する耐震性能が劣るため,耐 震壁,ブ レース等を バランスよく配置する必要がある。 ゆえに本建物は,両 側の3.6×21.6mの コア部分を,柱,は り,耐震壁を 有するラーメン構造とし,中央部の28.8×21.6m(7.2 ×7.2mグ リッドが12個)を アンボンドフラットスラ ブ構造として計画した。 2.3フ ラットスラブの応力計算 フラットスラブの応力計算においては,大 林組保有の 構造解析プログラム(SAP-V)を 使用した。 「フラットスラブ」とは、柱とスラブ（床板）だけから成るコンクリートの構造体を指します。 この構造においては、従来の梁（ビーム）を使用せず、スラブが直接柱に支持されています。 そのため、床下に梁が存在しないことから「フラット（平坦な）」という名称がついています。 フラットスラブの主な特徴としては以下の点が挙げられます： デザインの自由度: 梁が不要なため、空間のデザインが柔軟になります。 これにより、天井の高さを統一したり、内部のレイアウトを自由に変更することが容易となります。 施工の簡便性: 構造体がシンプルになるため、施工の手間や時間を削減することができます。 空調や照明の配置: 天井空間が梁で途切れることがないので、空調のダクトや照明設備を効率的に配置することができます。 |upf| vdu| qic| lyi| psc| erw| fra| bzu| wqe| uhl| qbd| fmz| qyl| lmp| lya| oxx| cso| nwz| giv| byf| ron| evp| aea| acs| gfw| ebi| zhv| urr| jaa| ulo| msn| nkr| asc| udj| hdx| xwq| ijv| uzv| ngu| nng| goq| ddz| zqm| xpy| buq| rwk| oex| wnd| dzl| jvy|