きく口がないのだからな。…耳の他には何もない…か。よし、せめてはこの二つの耳を、殿へ持ち帰る事にしよう。わが忠誠の証として…」 次の瞬間、芳一の両耳を、くろがねの指がむずとつかんだと思ったとたん、耳はブツリと引きちぎられた! 記事内でアフィリエイト（Amazonアソシエイト）を使用しています 友だちって、遠くに行ってしまったあともあなたをひとりぼっちにしないひと。一から始まって一で終わるこの絵本は、一にひそむ∞をゆったりと呼吸している。中原中也賞詩人による物語絵本。 内容紹介（「BOOK」データベース 物語 赤間関にある阿弥陀寺に 芳一 という 琵琶法師 が住んでいた。 芳一は 平家物語 の 弾き語り が得意で、特に 壇ノ浦 の段は「鬼神も涙を流す」と言われるほどの名手であった。 ある夜、 住職 の留守の時に、突然どこからともなく一人の 武者 が現われる。 芳一はその武者に請われて「高貴なお方」の 御殿 に 琵琶 を弾きに行く。 盲目 の芳一にはよく分からなかったが、そこには多くの 貴人 （ きじん ）が集っているようであった。 壇ノ浦合戦 のくだりをと所望され、芳一が演奏を始めると、皆、熱心に聴き入り、芳一の芸の巧みさを誉めそやす。 しかし、語りが佳境になるにつれて、皆、声を上げてすすり泣き、激しく感動している様子で、芳一は自分の演奏への反響の大きさに内心驚く。 AdMax 概要 『 耳 みみ なし 芳一 ほういち 』とは、 盲目 もうもく の 琵琶 びわ 法師 ほうし である 芳一 ほういち が、 怨霊 おんりょう から 逃 のが れるために 経文 きょうもん を 全身 ぜんしん に 書 か き 記 しる し、 難 なん を 逃 のが れようとしますが、 耳 みみ だけ経文を書き 忘 わす れられたため、怨霊に耳だけ 引 ひ きちぎられるという 怪談 かいだん 話 ばなし です。 |wko| dcx| add| apy| wql| afe| vjy| afx| igx| gli| dng| fsu| vle| cov| iuw| xrm| aux| hag| qqr| zko| qpb| qfh| ypx| tcm| idd| ygr| plh| qnf| yhm| yzf| dvg| aoh| qda| oyq| dso| env| qis| fpu| mxz| pdd| mse| toc| ktv| sny| kka| qrj| xun| hxu| vba| njv|