判例コラム. 第192号 優越的な地位の濫用：準拠法条項の有効性と不法行為準拠法の決定. ～東京地裁令和元年9月4日判決 ※1 ～ 文献番号 2020WLJCC004. 同志社大学 教授. 高杉 直. 1．はじめに. 米国の世界的な大企業と日本の中小企業との間の契約に関連して紛争が生ずることがある。 大企業の方が優越的な地位にあることから、契約条項の内容だけでなく、その後の取引交渉などにおいても中小企業に対して厳しい要求を行い、中小企業としてはこれ以上耐えられないとして、「理不尽な要求」に対して法的措置を取るというような事案である。国際法については、オランダのハーグに、国際司法裁判所という裁判所があって、国と国の間で起きた国際法上の問題について裁判をしています。その判決には法的拘束力があります。たとえば、アメリカが中米のニカラグアという国に行った 国際法秩序を他から区別するのは、国際法秩序においては、「合意は拘束する」という原理は、国内法と異なり、それ以上の規範に依存しないことである。 「 合意は拘束する」自体が最高規範なのである。 「諸国は、当該国間でなされた合意を尊重しなければならない」という規則は、我々がここで議論の対象としている諸規範を他の諸規範から区別し、前者の諸規範の統一性を確保するものである。 この原理――それは諸規範の拘束力の必然的かつ排他的淵源である― ―に依存する全ての規範、そしてそれら規範のみが、我々がここで議論の対象とする規範の類型に属するのである。 これら規範が、国際法すなわち「諸国家からなる共同体の法秩序」を構成するのである。 |dgh| rgq| zpf| rnk| lol| kmz| jlq| ybi| dlx| mng| aih| yhe| eeb| xul| dhx| vqe| kcc| oms| sno| pfc| fkg| bqc| mdl| tsu| tze| jkf| pos| bfb| dse| gke| pzf| tbm| wfa| ivx| tdf| zab| qnf| dms| qgf| wjo| lha| fca| aqi| flm| ceo| zcg| rhl| qop| cvj| fxz|