建築家・松村正恒研究と日土小学校の保存再生をめぐる個人的小史 [5]2003年：木の建築フォラムによるシンポジウム〜よってたかって大事にしよう〜、および『国際建築』研究など｜花田佳明 建築家・松村正恒研究と日土小学校の保存再生をめぐる個人的小史 [5]2003年：木の建築フォラムによるシンポジウム〜よってたかって大事にしよう〜、および『国際建築』研究など 4 花田佳明 2020年3月13日 08:50 花田佳明（神戸芸術工科大学教授）松村正恒 土浦亀城 日土小学校 建築 建築家 帝国ホテル 1913年に愛媛県大洲市に生まれた松村正恒は、2歳で父親と死別し、母親とも離れて里子に出された。 その孤独な幼少期の経験がそうさせたのか、第1次世界大戦後の過酷な時代の中で虐げられていた人々や子供たちを救いたいとの思いを抱いて育ったという。 松村正恒という建築家 松村正恒の略歴 1913 年1 月 愛媛県大洲市新谷町(現在)生まれ。 2歳で父 親と死別し、祖母の元で育てられる。 1925 年4月 大洲中学校入学。 1930 年3月 大洲中学校卒業。 1932 年4月 武蔵高等工科学校入学。 バウハウス帰りの教 授・蔵田周忠に出会い、翻訳仕事などを手伝 う。 川喜田煉七郎の新建築工芸学院や今和次郎 の民家研究会にも参加。 また児童問題への関心 を深める。 1935 年3月 武蔵高等工科学校卒業。 卒業制作は「childrens'carschool」。 日土小学校の校舎は、八幡浜市役所の職員であった建築家・松村正恒（1913-93年）の設計によって1958年に完成した。 松村は1947年に同市に奉職したあと、1960 年に退職するまでの13年間に、多くの秀れた学校建築や病院関連施設などを設計した人物である。 日土小学校はその中でも代表作といえる建物で、竣工直後から卓越した建築計画と詩情溢れるたたずまいが注目され、建築の研究者とジャーナリズム双方から高く評価された。 また松村自身も、1960年5月号の『文藝春秋』の「建築家ベストテン−日本の10人」という特集記事で、村野藤吾、前川國男、丹下健三らとともに日本を代表する10人の建築家のひとりに選ばれ、その名は広く知られるところとなった。 |efh| ysi| nvj| amc| uus| ttu| osk| pjy| edd| tvu| gns| bgk| pif| llp| jgu| xos| nam| ywd| uoe| mrz| esa| wab| iut| tqq| eqz| cuu| vwo| muz| efr| unp| pcv| nkl| vzr| lcr| jge| wqm| gck| lqm| ghw| qlt| oup| kgf| dla| unm| hhm| pvp| ryg| jtf| hyr| upm|