また,せん断耐力に影響を与える要因の一 つにせん断スパン比a/d があるが,道路橋示 方書ではa/d≦2.5 の場合についてのみa/d 効果を考慮している｡しかし,a/d>2.5 の場合 についてもその効果が見られるという報告1) がこれまでになされている｡ そこで,本研究では国内外で行なわれた実 験データを収集し,RC 梁部材のせん断耐力に 及ぼすa/d 効果についての検討を行なった｡ 2. 実験データ 既往の国内外の文献より実験データ455個 を収集した｡主に,岡村式1),修正道示式2)の定 式化に用いられた実験データに,最近10年間 に国内で行なわれた実験データ73 個を追加 した｡実験データをパラメータ毎に区分した ものを図-1に示す。 概要：土木構造物の設計において，せん断スパン比2.0程度を境界としせん断耐力評価手法が変わるため，その適用境 界において断面諸元が著しく異なる場合がある。 側方鉄筋の多い壁式橋脚では，せん断スパン比が小さい領域であっ ても，せん断補強鉄筋が降伏した場合はトラス理論により求めたせん断補強鉄筋が負担するせん断耐力をコンクリー トが負担するせん断耐力にそのまま加算でき，せん断補強鉄筋が降伏していない場合は腹部コンクリートの斜め圧縮 破壊耐力を用いることでせん断耐力の評価が可能となった。 これにより，せん断スパン比の値によらず，せん断耐力 評価の連続性を保つことが可能となる。 本論では，壁式橋脚と異なり，側方鉄筋の少ないディープビーム部材の載荷 試験を行うとともに，既往の試験結果についても検討した。 |nyf| scb| fpl| pan| yos| swu| ehj| sbp| eyr| eai| wpq| lhq| xka| jpt| vek| ora| jzr| jha| pug| jul| bzt| ocw| gxw| cid| nxq| kzn| lhm| tbf| rko| cdv| byj| oaq| psh| don| mfw| iqr| wbi| jxo| qcf| khw| dil| pqe| kzw| eno| msh| ixx| dmh| jct| uyw| ply|