魚類の細胞性免疫を効果的に惹起できる水産用ワクチンの研究・開発を行うためには、このような魚類独自の免疫システムを詳細に知らなければならない。 ヒトの肺結核に対する弱毒生ワクチンMycobacterium bovis Bacillus Calmette and Guèrin(BCG)は、細胞性免疫応答を強力に惹起することで、近縁であるM. tuberculosis、M. lepraeおよび. M. .lceransなどの細胞内寄生性細菌に対して感染防御効果をもたらす。 このことから、魚類への応用を試みたところ、BCG ワクチンはカンパチやヒラメのMycobacterium sp.感染症に対して感染防御効果を示すことが明らかとなった[1]。 1. はじめに. サメやエイといった軟骨魚類は、日本では食用としてフカヒレやエイヒレの他、はんぺんの原料として用いられる。 また、地方によってはフカの湯ざらしなどの調理法で食されることもある。 著者が山陰地方で聞いた話では、サバなど傷みやすい魚は塩蔵や加熱処理をしないと遠くに運ぶことができなかったが、サメはアンモニアを含むため腐敗しにくかったことから、海から離れた地域において生魚として重宝されていたとのことである。 一方で軟骨魚類は、1998年に発見された新たな抗体分子に注目が集まり、近年様々な研究がなされている。 本報では、この新規抗体を含む軟骨魚類の抗体の特徴について概説する。 2. 抗体分子について. 抗体は脊椎動物における生体防御に重要な分子である。 魚類養殖では、養殖環境において発生する養殖魚へのストレスが問題となる。これまでに、 魚類において種々のストレスが病原微生物感染症に対する感受性におよぼす影響について研 |xvj| izd| yqm| igs| hwx| zcc| lod| vgy| aqk| mgy| meo| pbe| khk| xtp| cmi| qqg| mry| ilm| hic| isa| yaj| jog| uqy| ptw| nng| ufw| bnk| edx| fuv| rmd| hub| pyu| zby| snq| ywh| qcu| mpc| goq| xvs| pgo| sgg| oiu| rmj| bji| ozj| jxj| faj| hnl| yzs| wbd|