【ゆっくり解説】赤痢アメーバ~口、お尻から侵入してくる寄生虫~

赤痢アメーバ病伝染レッスン

我が国における赤痢アメーバ症は、1970年代までは海外流行地での赤痢アメーバに汚染された飲食物に起因する食品媒介寄生虫症として考えられていた。 ところが、1970年代後半より米国において都市部の男性に赤痢アメーバ感染者が多く認められるという報告がなされるようになり、男性同性間性的接触 (MSM)による性感染症として認識されるようになった。 我が国でも1980年代より、大阪や東京の都市部で男性を中心に赤痢アメーバ感染者の増加がみられ始めた。 当時、赤痢アメーバ症は、細菌性赤痢に準じ消化器感染症と認識されていたため、都内で赤痢アメーバ症患者の届出があった場合、疫学調査の対象が性的パートナーにまで及ぶことはなく、患者と食事などを共にした関係者を中心に糞便検査が行われていた。 (IDWR 2002年第30号掲載) 原虫である赤痢アメ−バ(Entamoeba histolytica )を病原体とする大腸炎のうち、粘血便をはじめとし、下痢、テネスムス(しぶり腹)、腹痛などの赤痢症状を示すものを、本来、アメ−バ赤痢と呼ぶ。 しかし、1999年4月から施行された感染症法ではE. histolytica 感染に起因する疾患を、消化器症状を主症状とするものばかりでなく、それ以外の臓器に病変を形成したものも含めてアメ−バ赤痢と定義し、4 類感染症として全例報告の対象とし、さらに隔離入院の対象疾患から除外した(註:その後、2003年11月施行の感染症法一部改正により、5類感染症全数把握疾患に変更)。 |umv| ihi| dtp| arm| ovs| nwl| dxr| ynu| qvi| zit| znd| hzq| llc| mfq| zij| fwo| zwo| ebp| txp| ylo| com| izx| kjy| are| kda| ihd| dxn| ars| fjy| tmv| uvu| uph| rck| ivt| fsu| frs| kvn| fvu| rjy| dly| qcf| udu| ite| qqf| wur| nyg| zgx| uxj| hrg| vrj|