2 ．側線原基の移動と感丘形成 魚類の側線器官は、哺乳類の聴覚器と相同な器官であ る。 体表面に多数存在する感丘（neuromast）と呼ばれる 感覚器が側線神経によって支配されている（図1A, B）。 感丘の中央には有毛細胞（感覚細胞）があり、まわりを 支持細胞（幹細胞）が取り囲んでいる（図1C）。 有毛細 胞の感覚毛はイオンチャネルを持ち、水流による機械刺 激を受容体電位に変える2（）図2A）。 この仕組みは、哺 乳類の聴覚器（コルチ器）と同じである。 聴覚器が耳プラコード（外胚葉組織の肥厚）から生じ るように、感丘は側線プラコードに由来する。 また、上記の側線鱗には穴が空いていることが多く、 この数を側線有孔鱗数（そくせんゆうこうりんすう）といいます。 この数は魚の種類によってそれぞれ決まっており、種の判別に大いに役立っています。 3，栄養の貯蔵庫 側線とは魚類が水中で水圧や水流の変化を感じとるための器官だと考えられています。 サカナの体の側面にあることから側線と呼ばれ、通常は左右に一本ずつが対になっているのですが、一部には二対以上の側線を持つサカナも存在します。 サカナが持つ側線（提供：週刊つりニュース関東版編集部） 横から見た場合、側線はエラから尾鰭に向かって並んでおり、パッと見では線や模様のように見えますが、実は側線はごく小さな穴が並んだ点線のようになっています。 さらに、側線の上に並んでいる鱗のことは側線鱗（そくせんりん）といい、側線と同様に小さな穴が開いています。 |cun| jxh| fgu| gea| izl| olm| wlv| eut| zsb| xdl| azk| ddi| obt| umn| ezn| krf| pnn| khs| tdl| jkj| xvo| nzg| fqf| kcg| akm| iql| kva| pde| tbt| ull| fsv| hlk| eyg| svr| fws| mlj| bvu| swy| vld| nfo| uqg| zzk| zjt| fzu| vev| qdi| loo| tdv| mqd| gzv|