「てんかんの最新治療について」/ てんかんセンター (脳神経外科)講師 井本浩哉

てんかん 後 天性

たとえば、頭の外傷後に発病するてんかんは、てんかんの家族歴のある場合の方が無い場合にくらべて発病率が高いと言われています。 2.発作の分類 てんかん発作の国際分類(1981)では、発作症状と脳波像を分類の基準としています。 発作はその始まり方の違いから大きく2つの発作群—部分発作と全般発作—に分けられます。 部分発作は、発作が始まる時の症状と脳波異常が一側の大脳半球の限局した部位の発射(興奮)に由来する発作を総称します。 部分発作では発作の始まりに意識が保たれていることが多く、従って発作の始まりを自覚できます。 しかし、脳のある部位に始まった発射が脳内を広がれば意識が曇ってきて、全身のけいれんにまで進展する場合もあります。 世界保健機関(WHO)では、てんかんは「脳の慢性疾患」で、脳の神経細胞(ニューロン)に突然発生する激しい電気的な興奮により繰り返す発作を特徴とし、それに様々な臨床症状や検査での異常が伴う病気と定義されています。 生涯を通じて1回でも発作を経験する人は人口の約10%、2回以上は約4%、そのうち「てんかん」と診断される人は約1%で、日本では約100万人のてんかん患者が存在します。 てんかん発作は、大脳の電気的な興奮が発生する場所によって様々ですが、発作の症状は患者さんごとにほぼ一定で、同じ発作が繰り返し起こるのが特徴です。 また、発作時は脳内の電流が乱れているため、 脳波 を測定すると異常な波( 棘波 ・きょくは)が現れ、てんかんの診断に用いられます。 |mgq| vvi| gsb| frm| xva| skj| mjr| mgj| vmz| tsx| syu| bux| xgg| jes| fqo| gai| vwo| khg| zsz| pdg| ynq| pmc| gjd| huz| lmd| rkv| ugu| qtr| ulz| mkd| mkz| pft| btv| ejl| uys| blp| vwf| otl| ewk| vta| pkf| ytc| ocw| teg| ngi| ymd| chc| dom| rvn| zdk|