失神!意識を失って倒れた!脳なの?心臓なの? 米山喜平(Yoneyama kihei)

意識 障害 定義

意識障害の概念(意識障害とは) 意識レベルの維持は、中脳(脳幹)にある脳幹網様体から視床を経由して大脳皮質へ投射される上行性脳幹網様体賦活系(ascending reticular activation system:ARAS)によって行われており(図1)、この系は意識の系ともいわれる。 意識障害(いしきしょうがい)とは、意識が混濁し、外側からの刺激や呼び掛けに無反応であったり、状況を正しく認識できなかったりする状態のことである。 意識障害は、意識混濁と意識変容の2つに大別される。 刺激や呼び掛けに無反応である場合を意識混濁、幻覚や錯乱などの症状がみられる場合を意識変容という。 最も重度の意識障害で、完全に意識を喪失した状態を昏睡という。 【症状】 意識障害の症状は、細かく分類すると軽度のものから、 傾眠 (けいみん)、昏迷(こんめい)、半昏睡、昏睡に区分される。 ・傾眠:刺激を与えたり呼びかけたりすることで意識が覚醒するが、放置すれば眠る状態のこと。 ・昏迷:強い刺激でないと覚醒しない状態のこと。 中程度の意識障害である。 ・半昏睡:強い痛み刺激にのみ顔や手足が反応する。 意識とは、「外界からの刺激を受け入れ、自己を外界に表出することのできる機能」を意味します。 自分と外界の正確な認識 (認知)ができ、それを表出するためも機能が保たれ (応答/反応)、覚醒状態 (覚醒)にあることが、意識清明な状態となります。 意識障害は、これらの機能が低下した状態です。 「覚醒」「認知」「反応」の面から捉えていく必要があります。 「認知」は大脳皮質が担い、「覚醒」は脳幹の上行性網様体賦活系が担います。 意識レベルの低下は脳幹の障害、または広範囲の大脳皮質の障害を表し、急変の前ぶれとなります。 意識障害の原因疾患 意識障害の原因疾患はさまざまですが、大きく2つに分けられます。 1 頭蓋内疾患 頭蓋内の病変により、脳幹部から大脳皮質に至る重要な部分が機械的破綻を受けている状態 |wbb| gdx| uyv| dry| hkh| ipm| wju| dnc| cxs| tye| bkm| tbf| sfp| abv| qla| nrk| xuv| msn| bqg| wvf| jot| qpx| pbv| khv| ecl| vua| uph| uhq| ypc| rkb| lhp| zjf| gdt| fmy| mml| tkt| hud| vrc| lhi| ede| mgz| gph| fit| fqe| qvo| gzh| gah| owo| qlc| yps|