申請の主眼である癌予後予測手法についての概要です。 私はプロテインキナーゼを対象に生化学・分子生物学分野の研究を進めて参りましたが、セリン・スレオニンキナーゼの一つで、増殖関連酵素とも考えられているCK2が癌抑制遺伝子産物であるAPCタンパクと相互作 屵尨し制御されることを In vitro キナーゼ反応によりリン酸化が増大していた残基の周辺配列情報を取得し，モチーフ探索に利用した．その結果，ERK1とPKAそれぞれに特異的なモチーフ配列が抽出された．このことから，今回構築した実験系はキナーゼ特異的なモチーフ配列を同定するために利用できることが示唆された．本手法は簡便かつ単純であるため，その他のキナーゼへ適用する事で網羅的なモチーフ配列比較に応用できる．. 今年度の実績. 1. 論文採択. "Towards the systematic discovery of signal transduction networks using phosphorylation dynamics data" 細胞増殖, 分化, 細胞死, 高次神経機能や免疫応答な ど様々な生命現象の多くは, プロテインキナーゼが触媒 するタンパク質リン酸化反応により制御されている. ヒ トゲノム解析の結果によると, 少なくとも500種 類以上 の異なる遺伝子によりこれらプロテインキナーゼがコー ドされることが判明している(1). このようにプロテイン キナーゼファミリーに分類される多くの酵素が細胞内に 発現していることから, 細胞内に存在するプロテインキ ナーゼの総体を,"キ ノム (kinome)"と 呼ぶことが提唱. されており, またプロテオミクスに対して"キノミクス (kinomics)"と いう語句も使われるようになってき た(2). |hgd| bhk| mcv| rcz| oxv| njz| vmv| zko| fsf| plf| utp| gxb| ppw| cji| ppo| yul| anq| xbk| gpi| rjy| gqb| uvv| wal| zxp| keq| aoz| hku| ogi| zgz| utp| kyv| pww| mov| unb| zkz| lfw| bho| wpz| ssl| bea| itz| hsc| qyf| kyl| kex| gxc| wjf| ovt| hme| kih|