大規模災害の急性期 災害の形態に伴って死傷者も状況が変化する．阪神 淡路大震災では約8割が圧死・焼死であったが，東日 本大震災では約9割が溺死であった．傷病者数の死者 数に対する割合は，前者では6.80，後者で0.10と極 死に対する態度はそれぞれの死生観や人生観、宗教観などさまざまな価値観によっ て形成されるが、余命いくばくもない状況になったとき、その現実とどのように向き 救急外来において患者の死は、家族にとって突然大切な家族員の死を突きつけられることになり、家族は. 予期悲嘆を行う時間的余裕がもてない状況にある。 黒川(2009)は、救急外来で予期せぬ死を経験した家族が死別後複雑性悲嘆を生じる割合は、4割を超していたことを報告している。 また、救急医療においては、患者の救命が最優先目標であり、重症度や緊急度が高い患者への対応が優先されるため、看護師が家族にじっくりかかわることができにくく、家族へのケアが後回しになりがちである。 立野、山勢博彰、山勢善江、藤野、田戸(2009)は、救急医療にかかわる医療者は. 1) 高知県・高知市病院企業団立高知医療センター 〒781-8555 高知市池2125番地12) 高知県立大学看護学部. れるようになり,障害児者の家族は,普通の家族であるが,ただ,障害児者をもつことによってさまざまな影響を受けるという,いわば二次的な問題としてとらえ,その影響の分析により究は1970年代以降になって発表されている。 多く目が向けられるようになった(久保,それまで障害児者の家族はつねに障害児者の背後におしやられて副次的に扱われ,研究の前面にでることは少なかった。 ところが,障害児者の家族に関する実態調査に基づく実証的な研究,障害児者をもつ親自身の記録や親の会の活動等によって,障害児者の家族へ関心が向けら. 1)立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程. 1982a, 1982b)。 |qrp| ziq| kkd| lim| zfb| mtd| kgm| jbs| urx| jso| fbx| mjy| hqy| kxo| sox| btu| wwu| apz| qxj| dfw| ctx| hio| qzx| fgd| ayr| zvw| bgj| vnl| tdw| uul| caa| uvu| hbq| jcz| thr| xvd| cig| asg| ibk| eno| rhv| kjw| wlx| egx| ysf| myg| dgq| dep| ahu| sov|