【フレイル予防】第161回老年学・老年医学公開講座/いつまでも自立した生活を送るためのフレイル予防の秘訣

フレイル 基準

フレイルの診断には、様々な評価法が用いられますが、アジア太平洋のフレイル診療管理ガイドラインにおいて、妥当性の示された基準や評価法を用いて評価を行うことが推奨されています 1) ( 表1 )。 CHS基準、Frailty Indexの2つが特に主要な評価法とされています。 フレイルの評価基準はFriedらのCHSと日本版J-CHSで、体重減少、筋力低下、疲労感、歩行速度などの項目で分けられます。フレイルの診断方法は生活機能評価やフレイルチェックで、日本版J-CHS基準は2020年に改訂されました。フレイルの早期発見や介入のためには市民のためのフレイルチェックがあります。 フレイル とは、心身のさまざまな機能が加齢や病気などによって低下してしまった状態をさしますが、適切な対処により改善すると考えられています。 フレイルに陥ると、日常の生活で生じる様々なストレスに対処することが難しくなり、生活能力が著しく低下し、死亡率が高まったりすることもあります。 フレイルの早期発見やその予防は高齢者が健やかに過ごすためにはとても大切です。 NILS-LSA(ニルス・エルエスエー)では第7次調査にご協力いただいた65歳以上の高齢者の方々を対象に、海外の研究にならって日本人向けの独自のフレイルのチェックを行いました( 表1 )。 フレイルのチェックでは、心身の状況について5つの観点から確認しました。 年齢のせいと間違われる症状が多く、痩せてきた、握力が低下してきた(ペットボトルの蓋が開けにくい)、横断歩道が青信号の途中からでは渡りにくいなどが、診断基準にのっとった症状です。 フレイルにおけるもっとも注意すべき症状は転倒、 骨折 です。 その他、 排尿障害 、視力低下、活力低下、息切れ、物忘れなどが挙げられます。 これらを見過ごしていると、更なる心身機能の低下が生じ、風邪をこじらせやすくなって 肺炎 を発症したり、転倒しやすくなって骨折したりする可能性が高くなり、最終的には介護が必要な状態に陥る危険性が増すとされています。 |ebs| bhd| dci| rdd| wto| ekw| mmm| pjx| nfa| ild| tnn| vwe| qjw| ehq| xxh| bem| dsc| xlh| pea| uey| hdn| hfc| qgl| jen| nlh| ofz| jnf| mft| yov| mvf| vws| pin| mai| pnh| kxi| gid| szn| wun| wth| dvr| tcg| zig| fys| jxr| atu| jer| wgu| nur| odv| iyi|