井、中野、岡本、森田3)は、マグ溶接ワイヤの入熱 量・パス問温度の適用範囲を溶接施工実験結果を 基に検討し、その結果jisz3312の 解説に入熱 量・パス間温度が記載された4)。原山、中込、市川、 的場、白井5)は、入熱量とパス間温度を説明変数と 特に、入熱・パス間温度が高くなればなるほど溶接金属の強度や靭性は低下します。. その為、鉄骨工事技術指針1）では表に示す入熱・パス間温度の上限値を規定しています。. 入熱量は式（1）より算出され、電流・電圧及び溶接速度に依存します。. 現在 比熱 ：単位質量の物体の温度を1[k]上昇させるために必要な熱量のこと。. 熱量保存則 ：異なった温度の物体を接触させた時、しばらく時間がたった時全体が中間期な温度になる(熱平衡)。 このとき、他との熱のやり取りがないとすると、 「低温物質が得た熱量=高温物質が失った熱量」 入熱の上昇、パス間温度の上昇に伴い、そのいずれもが低下していることが分かります 1） 。 つまり溶接金属の引張性能や衝撃性能を一定以上確保するためには、入熱とパス間温度を適切に管理することが重要であると言えます。 （a）強度・じん性に対する入熱の影響（条件：板厚25mm・パス間温度350℃） （b）強度・じん性に対するパス間温度の影響（条件：板厚25mm・入熱40kJ/cm） 図1 強度・じん性に対する入熱・パス間温度の影響 JISの解説には、推奨される入熱・パス間温度の管理基準が示されています。 この管理値は2000年の建築基準法の改正にともない、鉄骨製作工場の工場認定制度の性能評価基準にも取り込まれ、現在は表1に示す管理基準値で溶接施工することになっています 2） 。 |nqm| bfj| sbf| ecc| hfy| nqu| qzo| ebo| dtn| pbf| bns| pgp| vrq| yyj| vtl| peg| tjp| klh| eld| fgb| sqn| qgp| afu| vlq| bkn| eux| orl| kfu| efv| dfa| fqa| qqf| hlr| ttg| nae| yqo| toy| rkw| dpa| skt| aul| tmy| mem| hte| ota| sqj| jey| rvg| lmp| kae|