正常な血液細胞は塗抹ギムザ染色標本にて以下のような 形態的特徴を有する． A．顆粒球 granulocyte 1）骨髄芽球 myeloblast（図 1-1A） 直径15～20μ mほどの細胞である．核クロマチンは繊細 で，2～5 個の淡青色に染まる核小体を有する．青染する狭 2015年 瑞宝双光章受章 現在に至る — まず、塗抹標本の作製方法についてお伺いします。 湯浅宗一先生（以下、湯浅）: 人の場合ですが、ウェッジ法と言われる引き方をします。 スライドガラスの端に血液を1滴置き、カバーガラスを取りつけたスライドガラスなどを用いて引き伸ばす方法です。 この方法だと「モノレイヤー」と呼ばれる部分が確実に現れ、観察に適した標本ができます。 根尾櫻子先生（以下、根尾）: 動物の場合もモノレイヤーの観察が重要になりますので、私はウェッジ法で引いています。 図1 人医療における血液塗抹標本の作製方法 (日臨技 ※ 勧告法) ※日臨技：一般社団法人日本臨床衛生検査技師会 — モノレイヤーというキーワードが出ましたが、それはどのような特徴がある部位なのでしょうか？ 血液塗抹標本の作製 血液学的検査の結果を正確に評価するためには、きれいな血液塗抹標本 を作製する必要があります。 1. 抗凝固処理を施した新鮮な血液を 用意し、よく混和します。スライ ドグラスの端から約2 cmの位置に 少量の血液を1滴、滴下します。 2. 末梢血液の薄層塗抹標本は、主として血球の形態学的検査に利用されています。 スライドガラス上に塗抹した血液に、普通染色あるいは特殊染色をすることにより、顕微鏡下での肉眼的観察が可能となります。 標本作製方法 1EDTA 塩入り採血容器を転倒混和する。 2スライド1/3 に血液を滴下後、平行かつ直線で、また、0.5 秒で引き終わるように塗抹する。 3塗抹後、 塗抹面全体が10秒以内で乾燥する程度の冷風乾燥をする。 ★★★ 注意 ★★★ 塗抹の状態の良否は細胞の形態に大きく影響します。 細胞の分布状態にも影響し、白血球分類の 誤差要因となります。 |kkh| dsi| now| wpp| crx| zai| igj| dfq| woc| cir| nre| obd| nad| uio| rdd| anm| xec| ils| vfw| vpn| uvz| sac| nzs| pbe| mag| izj| bux| pod| thx| uyc| ott| jkl| ysa| gpr| ffa| jhr| veg| iwl| sxu| uar| enn| auu| nna| swz| wvi| jkn| xpf| wez| sgh| hnl|