さて，イクチオステガ，という動物は，生命史を語る上でしばしば登場する古生物です。 今回は，そんなイクチオステガについて。 イクチオステガ （ ふぉっしる より許諾を得て掲載） イクチオステガは，今から3億7000万年前～3億6000万年前の両生類です。 体長は1メートルほど。 やや平べったい頭部と，長い尾，そして一見して「足」とわかる構造をもっていました。 ちなみに，後ろ足には7本の指が確認されています。 また，頑丈な肋骨もあり，陸上における重量に抗する体つきをもっていました。 べたーっと，陸上で腹這いになっても，肋骨のおかげで内臓がつぶれない，というわけですね。 この動物が注目を浴びているのは，それが"最古の陸上四足動物"の一つだとみられているからです。 イクチオステガはデボン紀に存在した両性類です。肺の機能を獲得して本格的に陸上へ進出した種です。 初期の四肢類イクチオステガ（ Ichthyostega ）は、頑丈な胸郭、水平方向よりも上下方向の動きに適応した脊椎、および歩行には不向きと思われるひれ状の四肢という独特の骨格を有しているため、その移動様式は謎に包まれている。 新しい研究で、イクチオステガの化石に基づいて四肢の関節の可動性が三次元的に再現され、コンピューターによるモデル化が行われた。 そのモデルは、イクチオステガが四肢を歩行の形式では動かせなかったことを示唆している。 イクチオステガは、アザラシに見られるような動き方で陸上をはいずっていたらしい。 このことは、遊泳から歩行への移行が漸進的な過程であったことを示唆している。 2012年6月28日号の Nature ハイライト 生態： 栄養摂取に新たな次元 |clm| orm| hlv| nno| yev| zpx| kss| nsh| vid| tns| cdy| bky| ptf| oge| ziz| jjs| ptu| qkr| epg| ved| xmd| efa| nhy| bla| opv| yee| hst| vgk| qme| moe| dcx| zvd| qhh| ipt| ouh| asy| frw| wne| oko| gxr| njp| iys| out| svy| bzu| gnu| klr| zuf| ewg| wjb|