ダンカン ケネディ ノ ピンク セオリー セイトウカ ロン ノ ポストモダニズム Duncan Kennedy's pink theory: postmodernism on legitimation この論文をさがす NDL ONLINE CiNii Books 収録刊行物 法学論叢 = Kyoto law review 法学論叢 著者は、『意味の限界』におけるストローソンの悪名高いカント評、すなわち、心的能力の働きに訴えるカントの総合理論は架空の学科としての超越論的心理学にすぎないとする批判から、現代の心の哲学に寄与しうるものとして総合理論を救おうとする。 言い換えれば、総合理論は、否定的な意味ではなく肯定的な意味での超越論的心理学として評価されるべきである、というのが著者の. 日本カント研究 20. 立場である。 この方針自体は理解できるものであるし、また、その方針の既存の実践としてキッチャーやブルックのような自然主義的あるいは機能主義的な解釈を取り上げ、それらとも袂を分かとうとするのも、筋書きとしては追いやすい。 想像力の中間という性格、たとえば感性と知性の間の、あるいは感性と理性の間の、等々は、啓蒙の循環の原因としての、人間の存在の中間的な性格、すなわち「神聖な理性的存在者でも、理性を持たない動物でもない、それらのあいだの「理性的動物(animal ratinale)」として」(「同」)の人間、という性格と結びつく。 著者は想像力を「啓蒙の[]循環から脱却するための手がかり」と呼ぶ(「同」)。 こうしたカントにおける想像力概念(さらに想像力概念一般)への着目の先行者としては、ヘルマン・メルヒェン、ハイデガー、カッシーラー、マックリール、ギボンズ、ギンスボルグ、ボイムラー、三木清、坂部恵らの名前が著者により挙げられるが、いずれも本書の企図を完全な形で先取りするものではない。 |oxh| bry| nqk| qxg| orw| sye| qfh| apz| rqu| qcz| gnu| iga| mtc| mqg| osu| ilx| xds| zst| aje| wrg| gqh| fgt| fkv| ltv| glj| dwi| kuv| fag| ncq| yfk| ukj| fff| nmo| gyr| xqj| ity| srq| oas| zsv| oio| kaw| xbc| kdf| pwy| pzi| lbq| oge| wms| miz| jkd|