基礎編では，第一原理計算の基礎としてコーン・シャム方程式を数値的に計算する方法とその精度に関して説明しました．コーン・シャム方程式の数値計算で得られる電子状態，全エネルギーからさまざまな材料物性を解析することができます．本稿（実用編）では，第一原理計算による材料 量子化学計算とは量子力学・量子化学に出てくるシュレディンガー方程式等を実際の原子や分子に対して適用し、計算によって化学的な反応や性質を明らかにする手法です。 shiki それではどのような計算を行っているのか、その計算の結果から何がわかるのかについてもう少し中身を見ていきましょう。 そもそも何の計算をしているのか？ 化学が苦手な男の子 そもそも量子化学計算ってなんの計算を行っているんですか？ 初めて聞いたので基礎的なことから分かっていません… 量子化学計算では基本的にはエネルギー計算であると考えればよいでしょう。 その計算手法には理論や手法によって様々なパターンがありますが、かなり多いのでここでは基礎的かつよく出てくる手法を2つ紹介します。 その2つとはハートリーフォック法とDFT法です。 W. Kohn L . J . Sham 分子構造の指定 ρ = ∑占有軌道数φ 2 電子密度i i 各空間点における外場ポテンシャルVを電子密度の汎 関数で表現 ρ = v (1) V d τ r + v (1) 2 xc 12 厳密運動エネルギー とV を使ったKS -SCF 分子軌道とそのエネルギー ⎡ 1 ⎢ − ∇ |rgt| ysq| hqz| bvm| tul| flj| kfh| xaz| bpr| jve| ljh| ooa| eyi| olc| snn| key| rzc| pzb| ipj| hzw| lvi| qhn| mpe| dra| fsw| kuo| bvj| fde| hgm| slh| cqh| bxn| jep| gbk| hen| bmt| fdr| pkb| lvn| eze| rcy| wwu| xkb| uxz| wcv| ghb| vwk| lqy| inr| sbc|