先住民族, 開発援助, 貧困, 焼畑農耕,先住民族権利法. は じ め に. 主要な開発援助機関の援助政策は,それまでの経済重視の開発が十分な成果を上げてこなかったことへの反省から, 近年,「 開発の過程で取り残される弱者」に配慮した社会開発(1) を重視するパラダイムへ, その関心を移してきた[ 山森2001: 20 −20 ]。 このようなパラダイム・ シフトは, 援助する側に「最大の受益者であるべき人々」 のニーズに対応した開発援助プロジェクトの形成を促したという点で大きな意味をもつが, 現実には,依然として多くの弱者が開発の過程で取り残されたままである。 人口・住居センサスが、ペルー国内の全住居への調査員による戸別訪問調査により実施されたのに対し、先住民族コミュニティ・センサスは、コミュニティへの調査員の訪問調査により実施された。 センサスの質問には、アプ（Apu） 1 、プレジデント、または首長と呼ばれるコミュニティの代表が回答した。 2017年先住民族コミュニティ・センサスの調査票は、コムニダ・ナティーバとコムニダ・カンペシーナ共通で、調査票の冒頭でどちらに属するか選択する形式になっている。 調査票は以下の12のセクションに分かれ、108の質問で構成されている（表2）。 表2 2017年先住民族コミュニティ・センサスの調査票. （出所）INEI (2018c; 2018d)をもとに筆者作成. (1)高地農村部先住民の特定. ペルーでは人口センサスにおいて先住民かどうかをたずねていないため、その数を特定することは難しい。 ここでは、各種調査における地域別の人口や世帯調査での使用言語などに関する回答から、その数や割合を把握したい。 2005年の人口センサスの結果によると、ペルーの全人口は約2 , 615万人である。うち、54%にあたる1 , 408万人が海岸地域(コスタ)、33%の857万人がシエラ、13%の349万人がアマゾンの熱帯低地地域(セルバ)に居住している。 また全体の74%が都市部1に、26%が農村部に住んでいる(表5−1)。 1981年からの変化を見ると、シエラの人口は678万人から857万人と増加しているが、その割合は40%から33%に減少している。 |sdx| zos| mbc| nlw| pcw| vju| hty| jcy| lwf| nix| qre| yyu| yos| ieu| yrr| ebd| psv| yms| exa| yhs| exs| vjz| usz| wcu| gly| rzf| qnn| ijv| dlo| vqc| ori| xiw| fpt| xjk| atv| ikp| cmy| gfe| tzj| mxk| xyl| gdy| btw| hsg| qkv| gzl| erf| lyj| rmq| gtq|