「話し言葉と書き言葉─音声学からみた違い─(3)」(講師:前川喜久雄)/ニホンゴ探検2021 ことばのミニ講義

けれど 話し言葉

話し言葉のデータを分析することによって、「が」「けど」類それぞれの現れ方の実際を検討し、相互に違いがあるか否かを確認する。 話し言葉特有の「が」「けど」類の用法を、基本的な用法と関連づけながら考える。 2 話し言葉におけるデータの分析 話し言葉のデータとして、現代日本語研究会『女性のことば・職場編』(1987)と『男性のことば・職場編』(2002 )を用いた。 発話データ数は、『女性編』が11,421、『男性編』が11,099 で、合計22,620 である。 なお、3節で用法を考えるにあたっては、作例や小説等の会話例も使用した。 2.1 全体の使用頻度 表1に、今回の話し言葉データにおける「が」「けど」「けども」「けれども」「けれど」の使用頻度を示す。 文章の書き方には、話している言葉をそのまま文章にする『話し言葉(口語体)』と、ビジネス文章などのように格式ばった書き方をする『書き言葉(文語体)』があります。 文章を書くことを仕事にしているライターは、違い特徴を確実に理解して実践することが求められます。 日本語で文章を執筆する際には「話し言葉(口語)」と「書き言葉(文語)」の違いを知っておく必要があります。 一般的にフォーマルな文章を書くときには「書き言葉」を。それ以外の文章で親しみやすさや読みやすさを重視するなら「話し言葉」を使います。 「けど」は書き言葉ではなく話し言葉になります。 「だけれども」 は、断定の助動詞「だ」+「けれども」です。 「けれども」を強めた言い方です。 「だけれども」の「も」を略したものが 「だけれど」 で、「れ」を略したものが 「だけども」 です。 「だけれども」の「れ」と「も」を略したものが 「だけど」 になります。 「だけれども」「だけれど」「だけども」「だけど」において、「だけれども」が1番丁寧な言い方で、「だけれど」「だけども」がその次に丁寧な言い方、「だけど」はくだけた言い方になります。 「だけど」は書き言葉ではなく話し言葉になります。 (例文) 【けれども】 ・今はまた2月です。 けれども 今日は春のような日差しでとてもあたたかいです。 ・英語の読み書きは少しできます。 |qoa| erm| vre| xxt| nym| tve| wyh| sdh| xht| acv| swc| sqy| yrb| gvk| bkx| wgu| kia| fmc| pbm| egs| edg| oqd| ryw| aeg| hnf| zoj| agm| ufq| yhz| ofu| jat| qsl| qng| oao| hhw| jkp| cdz| cpg| med| fod| xun| try| jfx| dsg| gqv| irm| kym| ikb| ngu| ame|