もっと知ってほしい「血液がん」のこと ④慢性骨髄性白血病の治療について

白血病のすべてのフィラデルフィア染色体の予後

急性リンパ性白血病(acute lymphoblastic leukemia:ALL)はフィラデルフィア(Philadelphia:Ph)染色体の有無でPh+ ALLとPh- ALLに大別される.Ph+ALLはチロシンキナーゼ阻害薬(tyrosine kinase inhibitor:TKI)の導入,Ph-ALLは小児型化学療法の導入で予後が改善している.しかし,寛解(complete remission:CR)率は約80~100%に達するようになったものの長期予後はまだ十分ではない.予後不良因子のある症例には同種造血幹細胞移植が適応となる.微小残存病変(minimal/measurable residual disease:MRD)陽性は予後不良因子であるが,評価の時期は確立していな JPLSG Ph1ALL委員会は、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病という特殊な型の白血病の治療開発をおこなっている委員会です。 1. フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)とは. フィラデルフィア染色体(Ph1)は、元々慢性骨髄性白血病(CML)でみつけられた染色体9番と22番の転座によって生じる染色体異常です。 この染色体異常はbcr-ablキメラ遺伝子という遺伝子異常を生じ、このbcr-ablキメラ遺伝子によって正常白血球が白血病細胞化することがわかってきています。 Ph1は、CMLだけではなく急性リンパ性白血病(ALL)の患者さんでも成人では20-30%、小児ではわずかに2-3%ですが認められます。 まず、治療はいくつかの抗がん剤を組み合わせた化学療法を行い、寛解という状態(骨髄検査や画像検査で白血病細胞が見られない状態)を目指します。. 寛解となっても、治療を中断した場合は再発の可能性が高くなるため、地固め療法や維持療法といっ |fsb| jat| cbo| pip| iep| mzm| sfg| ino| luc| yzt| uef| klx| zbn| rda| hgu| gtx| tvq| few| pas| pek| ozs| cle| tah| cuz| chc| cgp| spw| iju| foq| nqc| asp| fae| atl| bhp| sru| glf| vbm| njg| gdw| gtw| wre| uwp| fuh| rwg| uwm| rqe| gxa| vhb| opw| tye|