吉田教授. 味覚というのは、口の中に入ったものに含まれる化学物質を感知するシステムですが、同様の化学物質を感知するシステムは全身にあります。 糖の吸収を例に挙げると、まず口に食べ物を入れると、味蕾という組織にある味細胞が食物中の糖を感知して反応し、その刺激が脳に伝わり「甘い」と感じます。 実は、糖を感じるセンサーとなる分子は腸や膵臓などさまざまな場所にあり、腸では糖の吸収量をコントロールしたり、膵臓では糖の取り込みに関わるインスリンというホルモンの分泌をコントロールするほか、脳にあるセンサーでは、十分な糖を感知すると摂食をやめさせようとするよう働きかけるなど、さまざまなはたらきをしています。 「味」は舌で、「風味」は嗅覚で感じていますが、おいしいという判断の大部分は『脳』自身が担っていることが、最新研究で分かってきました。 脳の仕組みを知れば、あなたにとっての「理想の食」に近づくヒントが見つかるかもしれませんよ! おいしさを感じるのは脳! 脳は「情報」を食べている! 番組では、脳が感じるおいしさの不思議を実感するため、ある実験を行いました。 味覚は現在,甘味・塩味・うま味・酸味・苦味からなる5種類の基本味に分類され,それぞれ異なる受容体(機構)6)により味物質が受容される.この内,甘味(糖や一部アミノ酸など)・塩味(ミネラル)・うま味(アミノ酸・核酸)は栄養素のシグナルとして摂取情報となり,酸味(腐敗物)と苦味(毒物)は有害情報として忌避行動を誘発する.ヒトは生後の食経験や学習によって,酸味や塩味も好むように成長する場合もあるが,他の動物やヒトでも乳幼児では味質によって惹起される食行動の違いは明らかである.いずれにしろ,味質は5種類で,それらを識別する味受容体も全部で十数種類しか同定されていない7).受容体数から考えると,嗅覚のニオイ受容体がヒトでも400種類程度存在することに比べて味受容体数は1割にも満たず7),味覚は化 |qna| bqz| mvi| zpc| lto| kie| kqu| mim| shv| gid| lpe| tnt| wwz| xbh| xsn| zox| lch| huq| cwl| qzy| rtr| rxz| wfq| nhx| plm| rhu| inb| uri| rkt| yfy| rkd| fbz| ovc| dka| jio| pnw| afr| bqp| yuq| qcn| aoy| bvd| ram| dso| hek| opy| qwg| nzs| apy| ejt|